ビジネスには時間管理が大切です。「そんなことはわかっている」という声が聞こえてくるようですが、本当に時間管理ができていると言える人は少ないと思います。他の会社や、同じ会社の同僚や上司などが相手の場合は、時間管理ができている人はほとんどですが、自分自身については、ビジネスに関する時間管理ができていないところがあるはずです。必要のない残業をしている人は多くいます。ビジネスの時間管理というのなら、残業をしない社員こそ評価されるべきです。
ところが、これまでの日本は、遅くまで残って残業している人のほうが評価されてきました。
昼間にのんびりと仕事をしているのは、残業しておこなう仕事を残しておくためです。何もしないで残業するわけにはいかないからです。これで、ビジネスの時間管理ができているとは言えません。ビジネスパーソンたちは、時間管理を意識して働いてはいないのかもしれません。時間通りに仕事を終えようが、残業しようが、何も変わらないのが今の日本のビジネスと言えます。
このままでは、アメリカにはいつまでも勝てないし、中国にも抜かされたままで、どんどん引き離されていくことになります。ノー残業デーと言いながら、ノー残業デー以外の日に、ノー残業デー分の残業をしているだけの人が多過ぎます。
欧米の人は残業をせずに、すぐに帰って、趣味や家族のために時間を使っていると言われています。残業などせずに帰宅して、日本人より幸せな暮らしをしているように見えます。しかし、欧米のビジネスパーソンは、日本人よりももっと長い時間働いているという人もいます。
欧米のビジネスパーソンの時間管理は実際のところどうなのかは、それを見た人によります。欧米のビジネスパーソンは、残業しない代わりに早朝から働いている人も多いです。朝早くから働いているので残業をしていないだけだと言います。ビジネスで大切なのは、時間管理です。日本はこのままではダメになってしまいます。
特にビジネスマンですと、毎日時間に追われながら勤務をしているかと思います。そんな方でも時間をうまく使えば、5分や10分と少しずつ余裕が持てるようになるのです。例えば、作業にかかる時間を自分で決めて、時間制限を設けることによって先を見通すことができます。ほかにも、仕事に対する集中力でも時間管理が変わってきます。毎日の自分の勤務状態を、今一度、見直してみてはいかがでしょうか。