システム管理のソフトウェアの業務に携わるためには、資格が必要です。国が定めている資格なのですが、5時間にわたる試験を受ける事になるのです。
ついでに申しますとその受験者の数ですが、ここ最近は若干減ってきている傾向があります。一例を挙げれば平成21年におけるその資格試験の受験者数ですが、64,000人前後という具合でした。それなのに平成23年以降になってから、その受験者数が減少しているのです。23年は59,000人前後であったのが、24年は53,000人前後の受験者数という状況です。
そして平成25年にはおよそ46,000人で、平成26年度も同様に46,000人前後という状況です。つまりここ数年、受験者数は46,000人くらいでほぼ変わらない状況です。なお今年度の受験者数は、現時点では把握していません。ですからシステム管理のソフトウェアに関する資格試験の受験者数は、この数年間で約16,000人減少していることになります。それ以外の資格の場合は、多いに人数が減少している状況ではありません。ほかの資格となれば、最近数年間で人数が上昇している事もあるからです。
言い換えると「受験者数が減ってきている」のが、システム管理資格試験の特徴の1つという事となります。
その一方で合格確率なのですが、ここ数年はだいたい一定している状況です。ただ、数年前に比べれば、合格確率は下がってきています。というのも平成21年の合格確率は、27.4％という数字になっていたのです。けれど平成22年以降からは、大きく下降します。
そして平成22年には22.2%という数字を記録しています。その翌年の平成23年には24.7％へと戻ったのですが、次の年の平成24年以降は概ね23％台で推移している状況です。なおかつ23％台で安定している状況でもあるのです。
つまりシステム管理のソフトウェアに纏わる資格試験は数年前よりは合格確率は低めになっているのですが、ここ何年かはその確率がほぼ一定している状況となっている訳です。人数が減っていて合格レートが多少低めになっているのが、その試験の特徴と呼べるでしょう。
