玄関の鍵と防犯ガラスに替えれば家のセキュリティが高まります

玄関の鍵と防犯ガラスに替えれば家のセキュリティが高まります

防犯対策は万全にしないといけません。

玄関の鍵を防犯機能の高いものにしたところで、窓ガラスを変えなければセキュリティ対策としては不足です。なぜなら、泥棒は玄関のキーを解錠しようとするより、窓ガラスを割る方が簡単には入れるからです。

空き巣はまず、電話やインターホンなどで不在の家を見つけます。留守だと分かった後、人目に付かない窓ガラスを探し、窓ガラスの鍵まわりをドライバー等の工具を用いて手の入る大きさに割ります。割った隙間から手を入れて室内の窓鍵を回して解錠し、部屋の中に侵入するという手口を用いる事が多いです。

これに費やす時間は10秒ほどで、普通の窓ガラスでは簡単に侵入されてしまいます。

ドライバーで突くためガラスを割る音があまりしないので近隣の住民には分かりません。侵入した後は家の中を物色し、現金などを盗んで玄関を開けて客を装って出ていきます。ここまですべてを10分未満で終えてしまうので、短時間の外出だけでも泥棒の被害に合う可能性があります。

しかし窓ガラスを破るのに時間が掛かる家を窃盗犯は敬遠する傾向があります。時間が掛かれば、家に住んでいる人が帰宅してくるかもしれないからです。

そんな窓ガラスのセキュリティを上げるのに使われるのが防犯ガラスです。防犯ガラスは、空き巣がよく用いる手口で破ろうと試みても時間が掛かります。完全に破られないという事ではありませんが、空き巣が侵入するのに時間が掛かるため、避ける場合が多いのです。

この防犯ガラスへの交換と共に補助錠も取り付けすると、さらにセキュリティ度が上がります。網入りガラスは火災が起きた時のガラス飛散防止のためのものですので、セキュリティ対策としてはほとんど有効ではありません。

ガラス修理屋さんに防犯ガラスの取り扱いがあるので、空き巣被害が心配な場合は、電話で聞いてみると良いでしょう。中には断熱性能も一緒に上げられる防犯ガラスもあります。どのような防犯ガラスが良いのか、ガラスの専門から助言を受ける事が出来ます。